SPAZIO

株式会社SPAZIO建築設計事務所

原町の家 -光庭と折り返し屋根がつくる町家-

細長い町家割り(間口7m、奥行50m)の敷地の中で、高齢の祖母を迎えご夫妻と娘2人と猫1匹を加えた3世代5人家族のための住宅計画です。
必要諸室と共用空間の要所に「光庭・坪庭」を取込み、自然光と通風と緑を確保して快適な住空間を確保しています。
また、1・2階居室の狭隘感を感じないよう、ゆるやかな折り返し屋根を建築全体に架けて床面積に比例した内部気積をそれぞれ確保し、豊かで変化ある空間デザインとしています
北側の接道の他、南側も生活露地に接していることから、南北双方に玄関と勝手口を設けて、暮らしに応じて使い分けできる工夫を施しています。

  • 所在地  仙台市宮城野区原町
  • 構造規模 木造地上2階建(在来構法:県産杉材)
  • 竣工時期 2007年11月
  • 敷地面積 422.05㎡(127.6坪/細長敷地)
  • 延床面積 146.42㎡(44.3坪)
撮影/中吉 満(プロフィール仙台)
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北前面道路側外観。
右側が玄関ポーチ、左側の縦格子部分にはシューズルームを配置している。

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北前面道路側外観夕景。

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南側外観。
張出したバルコニーの下にある勝手口から手前の外階段を下ると生活露地につながる。

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南側外観夜景。

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南西側建物遠景。
内部空間が必要なボリュームに応じて2分された緩い折り返しスロープ状になっている。

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ポーチ廻り夜景。

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ポーチ廻り正面。
左奥に玄関がある。

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縦格子越しに西側光庭(中庭)を見る。

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玄関ホールより東側光庭(坪庭)を見る。

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ギャラリー。
左側が光庭(中庭)、階段下には展示用の棚を設けている。

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リビングホール、南東方向を見る。
キッチン上の部屋が寝室。

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リビングホール、北側方向を見る。
左半分のボリュームが屋根の傾斜通り南方向に広がっていき、右半分の一部は寝室に面する吹抜けとなっている。左奥には光庭(中庭)が面する。

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2階寝室よりリビングホールを見下ろす。

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2階寝室。
階段をさらに上がった先にロフト付子供室を配置している。

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子供室。
スロープ最上部分に広がるボリュームを利用してロフトを設けている。

2/2・3 ASJ秋田 第4回未来をのぞく住宅展のご案内

ARCHITECTS STUDIO JAPAN
秋田スタジオ 第4回未来をのぞく住宅展


日時:2月2日(土)~3日(日)
   2日(土) 11:00~18:00
   3日(日) 11:00~18:00

場所:秋田アトリオン

入場無料
※詳しくは こちらをご覧下さい。