細長い町家割り(間口7m、奥行50m)の敷地の中で、高齢の祖母を迎えご夫妻と娘2人と猫1匹を加えた3世代5人家族のための住宅計画です。 必要諸室と共用空間の要所に「光庭・坪庭」を取込み、自然光と通風と緑を確保して快適な住空間を確保しています。 また、1・2階居室の狭隘感を感じないよう、ゆるやかな折り返し屋根を建築全体に架けて床面積に比例した内部気積をそれぞれ確保し、豊かで変化ある空間デザインとしています 北側の接道の他、南側も生活露地に接していることから、南北双方に玄関と勝手口を設けて、暮らしに応じて使い分けできる工夫を施しています。