機能を充実した上で「生活サイズに見合った快適空間」の実現をテーマとした小住宅です。
建築は、4×4間×高さ6mのキューブ状のシンプルな建築形態をとり、内部空間に対する周辺環境との関係性を見定めて、開口部と配置設定が決定されています。
居間吹抜から縦横に連続して繋がる洞窟状の共有空間は、住まいに光と風と緑を呼込み、家族に風景を持ち込み、暮らしに豊かさと楽しさを与えてくれます。
また、外犬の愛犬ハウスは、南側の庭に面した建築に組込み、内外から互いのコンタクトがとれる工夫を施しています。
- 所在地 宮城郡松島町高城
- 構造規模 木造地上2階建(在来構法)
- 竣工時期 2008年4月
- 敷地面積 257.86㎡(78.0坪)
- 延床面積 96.88㎡(29.3坪)
撮影/中吉 満(プロフィール仙台)

01
南側正面。
フェンス部分はドッグラン、その隣がペットと触れ合うテラス。

02
南側正面夕景。

03
東側キッチンテラス。

04
玄関ホール。
正面奥がLDK、右側が畳コーナー、左側が洗面所。

05
居間よりダイニングキッチン方向を見る。
左側の小上がり部分は畳コーナー。

06
畳コーナー方向を見る。
奥左下部にある窓部分はドッグハウス、小上がり手前下部の窓はドッグランに面しており、愛犬といつでもコンタクトがとれる。
畳下部は立上りを有効利用した収納スペース。

07
台所より居間方向を見る。

08
居間、南東方向を見る。
高窓から差込む朝日が、吹抜を介して1・2階全体に行渡る。

09
居間、北西方向を見る。
縦格子状の手すり奥は読書コーナー、ダイニングキッチン上部は主寝室。

10
2階読書コーナーより主寝室方向を見る。
奥が階段吹抜、手前が居間吹抜。

11
読書コーナー方向を見る。
右側には玄関ポーチ上部となるテラスがあり、その両サイドに洋室がある。

12
主寝室窓より南西方向をみる。

13
洋室よりテラス越しに反対側の洋室、読書コーナー方向をみる。

14
2階くつろぎのテラス。
|