SPAZIO

株式会社SPAZIO建築設計事務所

福島の家 -三つのコートとカフェテラスのある家-

敷地は、福島市中心地に近い近隣商業地域内で北側・西側の往来が多い道路に接する角地に位置している。
建築は、「内包された開放空間」と「防犯とプライバシー」の視点から、中庭コートハウスのプランを採用し道路側視線に配慮しています。
各居室(LDK、キッチン、寝室、和室)間に3つのコートとカフェテラスを挟み込むことで日当たりと視線に変化を与え、居場所によって四季折々刻々と変わる住まいの風景を楽しむことができます。

  • 所在地   福島県福島市
  • 構造規模 木造一戸建て住宅(ベタ基礎・在来工法)
  • 竣工時期 2015年3月
  • 敷地面積 433.18㎡(131.0坪)
  • 延床面積 157.80㎡( 47.7坪)
撮影/今野 貴之(フォトスタジオ モノリス)
福島の家01
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北側外観。

福島の家02
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LDK。左が中庭コート、右がカフェテラス。

福島の家03
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カフェテラスはサッシを開放するとLDKと一体化する。

福島の家04
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2階ロフト付子供室。右がコモンスペース。

福島の家05
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一部屋根がかかり、光と風を取り込むコート。



八木山の家 -太平洋を望む家-

敷地は、八木山地区の閑静な住宅地に位置し南前面道路からは8m程高い南斜面地です。敷地南側半分が傾斜したその先には、仙台郊外の街並みと遥か遠方に太平洋まで見渡せ、斜面の緑地帯と同時に爽快な視界が広がる住環境を保持しています。
計画は、他に無いこの敷地環境の緑と眺望を室内外で体感し、光・風・緑など四季折々の自然を取込み豊かに暮らせることを第一としています。
室内は、共用部を中心に効率良い動線計画を図ったプランとしています。
1階は玄関を入るとシュークロークを通じてリビングへ。水回り・収納諸室はキッチン・勝手口から浴室まで動線上連続配置し、ストレス無い家事動線となるよう計画しています。 2階はセカンドリビングを中心に西側に主寝室・東側に子供室を配し、隣接した吹抜けはLDKとセカンドリビングを繋ぎつつ風や光を取込む装置として機能します。
内外が一体化したLDKとテラスは、ブランチやテラスパーティなど多様な使い方ができ、林と裏庭を通じて南北に光と風が心地良く抜け健康的な暮らしができることを期待し計画しています。

  • 所在地   宮城県仙台市太白区八木山本町
  • 構造規模 木造一戸建て住宅(ベタ基礎・在来工法)
  • 竣工時期 2015年1月
  • 敷地面積 487.69㎡(147.5坪)
  • 延床面積 142.76㎡( 43.1坪)
撮影/今野 貴之(フォトスタジオ モノリス)
八木山の家01
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南側外観。

八木山の家02
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リビング吹抜空間。

八木山の家04
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階段下空間。

八木山の家05
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ウォークスルーシュークロークより玄関を見る。

八木山の家06
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キッチン、奥には家事コーナー。



愛島の家 -Skip・ガレージハウス-

敷地は、名取市愛島の住宅地の利便性が高い西南角地に位置しています。
計画は、歩道・車道からの視線や冬の北西風への配慮しつつ北側にガレージ、南側にリビング、東側に水回りを明確に分離したスキップフロアの豊かな内部空間を創出しています。
ガレージは西側道路から出入りすることでリビングと1.0m程の段差が生じます。その段差を利用してLDK階はガレージ階と2階との中間階となり、家全体の空間がスキップ状に連続した広がりある楽しい空間が得ています。

  • 所在地   宮城県名取市愛島
  • 構造規模 木造一戸建て住宅(ベタ基礎・在来工法)
  • 竣工時期 2015年4月
  • 敷地面積 217.53㎡(65.8坪)
  • 延床面積 140.96㎡(42.6坪)
撮影/今野 貴之(フォトスタジオ モノリス)
愛島の家01
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西側外観。1階は白い帯状の目隠塀が回る。

愛島の家02
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リビングより玄関・2階和室方向を見る。

愛島の家03
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1階玄関よりLDK・水回り方向を見る。

愛島の家04
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LDK。吹き抜けを介して正面に子供室、右手に和室を見る。

愛島の家05
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和室よりLDK方向を見る。

愛島の家06
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子供室よりLDK吹抜を見る。