敷地は、八木山地区の閑静な住宅地に位置し南前面道路からは8m程高い南斜面地です。敷地南側半分が傾斜したその先には、仙台郊外の街並みと遥か遠方に太平洋まで見渡せ、斜面の緑地帯と同時に爽快な視界が広がる住環境を保持しています。
計画は、他に無いこの敷地環境の緑と眺望を室内外で体感し、光・風・緑など四季折々の自然を取込み豊かに暮らせることを第一としています。
室内は、共用部を中心に効率良い動線計画を図ったプランとしています。
1階は玄関を入るとシュークロークを通じてリビングへ。水回り・収納諸室はキッチン・勝手口から浴室まで動線上連続配置し、ストレス無い家事動線となるよう計画しています。
2階はセカンドリビングを中心に西側に主寝室・東側に子供室を配し、隣接した吹抜けはLDKとセカンドリビングを繋ぎつつ風や光を取込む装置として機能します。
内外が一体化したLDKとテラスは、ブランチやテラスパーティなど多様な使い方ができ、林と裏庭を通じて南北に光と風が心地良く抜け健康的な暮らしができることを期待し計画しています。
- 所在地 宮城県仙台市太白区八木山本町
- 構造規模 木造一戸建て住宅(ベタ基礎・在来工法)
- 竣工時期 2015年1月
- 敷地面積 487.69㎡(147.5坪)
- 延床面積 142.76㎡( 43.1坪)
撮影/今野 貴之(フォトスタジオ モノリス)

01
南側外観。

02
リビング吹抜空間。

03
階段下空間。

04
ウォークスルーシュークロークより玄関を見る。

05
キッチン、奥には家事コーナー。
|