敷地は、北西側に前面道路が面して0.6~0.9m高く、南側隣地宅は平屋建ての為にあまり日景を気にせずに建築計画できる状況です。
2階から遠方には、北西から七つ森、西に泉ヶ岳、南西には蔵王連峰まで望める立地になっています。また北西の目前には自然林と貯水池が位置しています。
計画の要点として、①家族の居場所の中心としたリビング空間を充実させることと、②日々の生活支える家事動線を機能的に配置すること、③さらに2階からの眺望を住まいに取り込むこと。主にこの三点に配慮した全体計画としています。
道路からの視線を気にせず生活できるよう、道路に沿って玄関から水回りをL字配置しています。そして、内部間はスキップフロアー構成で、キッチンから和室を通じて子供スペースまで立体的に連続した広がりのある空間を実現しています。
それぞれの居場所により家族や来客者が楽しめる豊かな室内空間づくりを目指し計画ました。
- 所在地 宮城県黒川郡富谷町大清水
- 構造規模 木造一戸建て住宅(ベタ基礎・在来工法)
- 竣工時期 2010年12月
- 敷地面積 288.30㎡(87.2坪)
- 延床面積 135.21㎡(40.9坪)
撮影/中吉 満(プロフィール・仙台)

01
前面道路より西側外観夕景。

02
ダイニングよりリビング方向を見る。

03
和室より、リビング・子供スペースと繋がるスキップフロアー。

04
コモンスペース。
出窓から景色を取り込む。
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